そもそも補聴器とは?

Part1
Part2
Part3

 聴き取りを補助する補装具

補聴器は聴こえを補う「管理医療機器」であり、通販等で販売されている「集音器」とはまったく違います。
補聴器では、周波数ごとに個人の聴力に合わせた調整を行い、器種が同じでも聴こえにくさに応じて調整状態が違います。この聴力に対する「フィッティング」が非常に重要であり、単に音を大きくする集音器との違いです。

 補聴器装用による効果

補聴器を装用した場合の効果は個人差があります。全員が聴こえの改善を期待できるわけではありません
効果は語音明瞭度(十分な音量で、正しく語音を理解できた割合)に依存する傾向があります。この語音明瞭度が低下している場合、 補聴効果は得られにくい場合が多いです。
逆に語音明瞭度が高い場合は、補聴器を装用することにより、ある程度効果を期待できると言えます。

 補聴効果を高めるために

補聴器は聴きたい時だけ使用するのではなく、「常時装用」によって補聴器の音に慣れることが大切です。
装用した瞬間からよく聴こえるようになるわけではありません。最初はうるさく感じてしまうことも多いですが、雑音の中から言葉を聴き取るトレーニングが必要です。

補聴器の正しい選び方

まずは耳鼻咽喉科専門医の診断

補聴器は管理医療機器です。耳に疾患等があれば補聴器自体が適さない場合もあります。また、難聴といっても原因はさまざまであり、治療によって改善する可能性もあります。
耳の状態を把握するためにも、まずは耳鼻咽喉科を受診し、医師の指示を仰いでください。

大切なのは価格ではなく調整

補聴器を使用する上で、最も大切なものは個人に合わせたフィッティングです。耳かけ型補聴器は約10万円〜ですが、高価格帯と言われる30万円以上の補聴器でも言葉をはっきりさせることは出来ません
高価格の補聴器であれば雑音抑制・衝撃音抑制など、ご要望にはお応えしやすくなりますが、10万円程度の補聴器であれば基本的な性能は十分発揮することが可能です。

イヤモールドの効果

耳かけ型、ポケット型補聴器を使用する際、どうしても既製耳栓が合わず、ピーピーといったハウリングが発生する場合があります。その際は、個人の耳型に合わせた耳栓(イヤモールド)を製作することが可能です
イヤモールドは音漏れを防止し、効率よく音を耳に届けることが可能となり、この工夫だけでも聴こえ方が変わります。